人民は弱し官吏は強し

文庫表紙 ついにライブドア 堀江社長が逮捕された。

手元に「人民は弱し官吏は強し」という本がある。作者 星新一の父である星一(はじめ)の伝記だ。若くして会社を設立し急成長。旧勢力&政治家との対立。議員への立候補、そして逮捕。

似過ぎ。ライブドアの日本放送買収騒動のときに、この本のことを思い出したのだが、逮捕までされてしまうとは。

この本は星新一を読み漁っていた小3か4の時に購入、買ったはいいけどに小学生にはやっぱり難しくて挫折。
20代になってから読みなおした。しかし、こんども読むのが辛かった。全ページに作者 星新一の怒り、無念さが滲み出ていて、読んでいて苦しくなるのだ。

本の中で星一は、当時のアンフェアな社会について
「われわれが持っている現在の文明には、まだ大きな欠陥がある...」
と嘆いているが、21世紀になってもその欠陥はそのまま残っているようだ。

欲の塊である人間がつくりだして、その人間が運営する社会なので、星一の理想とする文明の実現なんて幻なのかもしれない。

と、思いつつも、星一が最後まで理想を捨てなかったように、自分も最後まであきらめないつもりだけどね!

2006/1/27

ワンダ日記 本のサークル日記