地上波デジタル放送なんていらない

地上波デジタル放送なんていらない。と思う。
まず、メリットとデメリットを考えてみる。

【メリット】
・アンテナのデザイン
周波数が高くなるのでアンテナが小さくなる。
携帯電話でも受信出来る位なので、いま屋根にのっている魚の骨の様な宇田・八木アンテナでなくて30cm位の棒状のホイップアンテナでいいかもしれない。
すずめには悪いけど。

・高画質 高音質
アナログに比べ高画質 高音質らしい。
またゴースト(電波がビル等に反射して画像が二重写りすること)がなくなるハズ。

・モバイル放送
デジタル化により携帯電話や車のなかでもノイズの入らないきれいな映像がみれるハズ。

・チャンネルが増える
1つのチャンネルを3つまで分けることができるらしい。

野球中継が延長したときなど増えたチャンネルで放送を続けることもできる。

・経済効果
全世帯がTVやビデオを買い替える。
一部世帯がアンテナの付け替えや向きを替える工事をする。
TV局がアナログTVからデジタルTV用に放送設備を買い替える。
メーカがアナログTVからデジタルTV用に生産設備を買い替える。

・メーカーの競争力
たしか地上波デジタル放送の話が出始めた頃の新聞記事で はアメリカやヨーロッパがデジタルTVにシフトするのに日本だけアナログのままだとメーカの競争力がダメになるので国家レベルでデジタル化に取り組むのだ。といった話だったと思う。

【デメリット】
・全世帯でいままでのTVやビデオが使えなくなり買い替えなくてはいけない。
一部世帯でアンテナの付け替えや向きを替える工事をしなくてはいけない。

・TV局の放送設備をデジタルTV用の設備に買い替える必要がある。その費用はNHKなら受信料、民放ならCM費=商品価格に含まれる訳で結局は庶民が負担している。

・国家主導の地上波デジタルなので税金もかなり注ぎ込まれていると思われる。

【結論】
やっぱり地上波デジタル放送なんていらない。

だいたいTVの画質や音質をもっと改善して欲しいなんて頼んだ覚えはない。
ゴーストが出るとやだけどゴーストはデジタル化しなくても既存の技術(クリアビジョン、ゴーストキャンセラー回路等)で消せたらしい。

モバイル放送もチャンネル増も少なくとも自分はいらない。

経済効果といっても電器屋さんとメーカーが儲かるだけでは?
デジタル化後はNHKの受信料を半額にするとかなら別だけど。
(長い目でみたり、マクロ経済的にみたりすれば、風桶で庶民にも得になるのかな? そうだとしても、きっと実感わかないな。)

メーカーの競争力についても欧米がデジタル化すれば日本メーカーは欧米向けに開発輸出するだけだろうし、デジタル技術の競争力の本命はPCとインターネット放送だろう。

画質の問題もチャンネル増もインターネット放送で解決する。

どうせ国家主導でやるならブロードバンドのインフラの整備と、放送法と通信法を改訂してTV局でも個人でも自由にインターネット放送が出来るようにすべきだと思う。

地上波デジタル放送よりブロードバンドが家庭に普及した方が経済効果の面でも民主主義を考える上でも、よっぽど国民の為になると思う。
(2005/1/2)

(追伸)
その、地デジが我が家にもやってきた。カミサンのドラマと子供のアニメを録画し続けてきたハードディスクレコーダーが壊れ、急遽買い換えたハードディスクレコーダーに地デジチューナがついていたのだ。

うちはもともとUHFアンテナがあるので直ぐに地デジが見れるハズ。と思いスイッチを入れてみると、
見れました地デジ。
ただし千葉テレビのみ。メジャーな局は、一切映りません。

UHFアンテナの向きを変えないと駄目なのね。

ところで地デジの高画質・高音質具合はというと、うちはTVが普通の昔のブラウン管だし、千葉テレビの番組もハイビジョンとかではなさそうなので残念ながら、うわーきれい!とかって感じではなかった。

さて、
・アンテナの向き変えると千葉テレビが映らなくなるかも。
・エモテータ(アマチュア無線用のアンテナを回すモータ)を実家から持ってきてつけるか。
・それに屋根登るの怖いなぁ。
・無指向のアンテナ買って、電気屋さんにつけてもらうか。
・それもモッタイない気がする。国家予算で工事費だしてくれないかなぁ。

ということで、うちの地デジは、しばらく千葉テレビのみとなりそう。

(2006/11/1)

2005/1/2

技術者日記